――《運命》は、廻りだす。
カラカラと音を立て、糸車のように廻りだす。
数多の《物語》を紡ぎ続けた糸車は、
疲弊し、《偽りの物語》に成り果てた。

終末へと向かう《物語》を
機能させるための《贄》。
均衡を保つための《バランスの天秤》。
誰でもいい。どこでもいい。
応じる意思すらも不要。
《適合者》の周囲から、
資質ある者を掬い上げ、放り込む。
水溜りに石を投げ込むように、乱雑に。

さあ、分銅を担う異界の娘。
君にも《物語》を与えよう。




そこで生きるも死ぬも、
君の自由だ――――――





扉は開かれた。
いざ、物語は始まらん。




To be continued?