アレンとがマテールから戻ってきて、一ヶ月が経った。
続いて別の任務に就いた神田も戻り、今は久々の休暇となっている。
相変わらず彼らは仲が悪い。
表面上は。

「反応が遅い」
「か、神田が速過ぎるだけだよ!」
「こっちは手加減してるだろうが。根性見せろ」
「鬼教官ーッ!!」

騒がしい修練風景に、見学していたリナリーは楽しそうに笑う。
その隣にいたアレンは、ぼんやりとふたりを眺めていた。

の反応速度は、神田のスパルタ教育の賜物ですか」
「そうね。初めの頃は、30分もしないうちに痣だらけになっていたもの」

今でも痣だらけなんだけどね、とリナリーは苦笑する。
初めはあまりにも厳しい神田の指導に、見るに見かねたリナリーが止めに入った程だ。
だが、最初は嫌がっていただったが、何かをきっかけに、神田の指導を受けるようになった。
その理由は今でも、リナリーにはわからない。

「…そう言えばその頃からね、あのふたりが一緒の任務が多くなったのは」
「…へぇ…」

相槌を打つアレンが、少し不機嫌そうに目を眇める。
だがの方を見ていたリナリーは、それには気づかなかった。

ふとリナリーは、廊下の向こう側から無線ゴーレムが飛んでくるのを発見した。
その銀のボディは、間違いなくのソルトレージュだ。

「どうしたの、ソルトレージュ?」

持ち主に代わって、リナリーがソルトレージュに手を伸ばす。
その手の上に着地したソルトレージュは、ぱかっと口を開いた。

『そこの4人組ー、至急司令室までいらっしゃーい』

…コムイの声だった。
わざわざ無線ゴーレムを使って、連絡してきたらしい。

「…兄さんだわ」
「任務ですかね。…、神田! 任務みたいですよ!!」

アレンが呼びかけると、ふたりはほぼ同時に動きを止める。
そしては、パタパタと自分のゴーレムに駆け寄っていった。



彼らの日常は、概ね平和だった。
…この時までは。



Intermission01 闘神都市の夜 ----- File01 地下都市ディングレイ




「地下都市ディングレイ?」

聞き覚えのない地名に、わたしは首を傾げた。
マテールから戻って来て一ヶ月。次は「巻き戻しの街」だと思っていたんだけど…。

「ああ、聞き覚えがなくて当然だよ、非合法な娯楽都市だからね」
「非合法…?」

コムイさんの一言に、わたし達は顔を見合わせた。
非合法。響きが不吉だ。

「まぁ簡単に言うと、『都市』として認識されてないってこと。
 国が管理するものじゃなく、法的な権限が届きにくい…って感じかな」
「無法地帯、ってことですか?」
「そうなるね。もちろん、それだけじゃあ別に珍しくはない」

そう言いながら、コムイさんはクリップボードを引っ張ってきた。
そこには地図が張られていて、赤く丸印がつけられている。どうやらそこがディングレイのようだ。

「ディングレイは、ある目的の為だけに『都市』と呼ばれているんだ」
「ある目的…?」
「それが、イノセンスに関わることなのか?」 

神田の疑問を聞いて、わたし達は背筋を伸ばす。
とある目的の為だけに『都市』として機能する地下都市。これがイノセンス絡みなら凄いことだ。
話の続きを待つわたし達に、急にコムイさんは晴れやかに笑った。

「いや、全然」
「「「「は?」」」

…その瞬間、確かにわたし達4人の心はひとつだっただろう。
呆気にとられるわたし達を見渡し、コムイさんはぱたぱたと手を振った。

「ディングレイの風土とイノセンスは関係ないんだけどね、うん」
「……コムイ。無駄な時間を取らせるな」
「わぁ、神田くん辛辣! 酷い!!」

自業自得だ、今のは。
そんな白けた雰囲気が漂い始め、コムイさんは仕切り直すよう小さく咳払いをする。

「全然関係ないわけじゃないんですぅー!
 このディングレイで行われる唯一にして絶対の娯楽、それに参加してもらおうと思って」
「「「「はァ!?」」」

今度こそ、わたし達は絶句した。
え、任務の話で呼ばれたんだよね、わたし達?!
疑問はみんな一緒だったんだろう。アレンも少し困ったように、口を開いた。

「ちょっと待ってください、コムイさん。
 神田じゃないですけど、僕達に遊んでる暇なんてないんじゃないですか?」
「遊んで来いなんて言ってないよー。それに、娯楽と言っても君達には楽しくないと思う」

そう言いながらコムイさんが出してきたのは、一枚の写真だった。
そこには、まるで城塞のような建物が映っている。あ、でもなんか東京ドームに似てる。

「リアルレイド――それがその『娯楽』の名前だ。
 あらゆる武器の使用が認められた、非合法な武闘大会だよ」

言われた瞬間、わたしはゆっくりと目を瞬かせた。
…うん? 今なんて言ったの、コムイさんは?

「うんうん、そういう反応になるよねー、わかってたよー」
「…兄さん。説明して」

同じように呆然としていたリナリーが、気を取り直したように口を開いた。
それに小さく頷き、コムイさんは話を続ける。

「実はね、この大会のとある花形闘士が――自覚のない適合者である可能性が、高いんだ」
「え…」
「既に、適合しているのか?」

神妙な表情になる神田に、コムイさんは小さく唸って首を傾げた。

「さぁ…適合者かどうかも、まだ明確にはわかってないんだけどね。
 ただどうにも、その闘士が持つ武器が気になる感じらしいんだ。で、この面子」

そこで言葉を切ると、コムイさんはわたし達の前に資料を差し出した。
…当然のように、4人全員、同じ資料。

「今度は4人で行ってらっしゃい!」
「ちょっと待ってーーーッ?!」

無駄に爽やかに言われて、わたしは悲鳴に近い制止の声を上げた。
待って待って。3人でも結構多いってのに、4人で当たる任務ってどんな危険度だよ!

「なんで? なんでこんな大所帯?!」
の言うことにも一理ある。4人も必要なのか」
「そうよ、兄さん。エクソシストは数が少ないんだから、4人も一気に投下なんて…」

そんなに大きなヤマなのか、と。
不安と緊張を滲ませるリナリーの言葉に、コムイさんは深々とため息を吐いた。

「この大会さぁ…誰でも参加出来るんだけど、変なルールがあってね?」
「ルール…ですか?」
「なんか、参加者は女性をパートナーにしなきゃいけないんだって」

告げられた言葉に、わたし達はそれぞれ顔を見合わせた。
なるほど、それでこの組み合わせ。でもそれにしたって、わたしなんか戦闘では役に立たないと思うけど。

「で、パートナーは戦闘には参加しないけど、参戦者が負ければペナルティを負わされるんだって。
 ペナルティは…ちょっと言いにくいんだけど、勝者の命令に一晩絶対服従すること。
 これはどんなに理不尽で無茶な命令であっても、絶対に従わなきゃいけないらしいよ」
「なにそれどこのエロゲーですか!?」

思わず立ち上がって叫んだわたしに、注目が集まる。
しまった、思わず心の声を表に出してしまった。

? 今なんて?」
「あ。ごめん、今のは聞かなかったことにして」

不思議そうに首を傾げるリナリーに、わたしは口早にそれだけ言って座り直す。
さあさあ、どうぞ話を続けて下さい。っていうか今のホントに忘れてお願い。

「…で、参加者は神田くんとアレンくんに任せるとして、パートナーがねー…
 探索部隊も女性は出払ってるし、エクソシストもリナリーとちゃんしか残ってなくて」

ゆっくりと、わたしはリナリーと顔を見合わせた。
さっきの話を総合すると…、
つまり、わたしとリナリーはそれぞれ、神田とアレンのパートナーとしてその大会に出ると。

「ボクとしてはもう、断腸の思いで送り込むわけなんだよ。
 ――なので神田くん、アレンくん。ふたりの為に、死ぬ気で勝ち残ってね」

据わりきった目で念を押されて、アレンは咄嗟にこくこく頷いてる。
神田は、それはもう呆れきった顔をしていた。
わたしは、無駄だとわかりつつもおずおずと口を開く。

「…きょ、拒否権は…」
「ごめんね、ちゃん…これもワガママ聞けないんだ…」
「う、うそぉ…」

いやいや、勘弁してよコムイさん。
物語のヒロインにはなってみたいけど、エロゲーのヒロインになんてなりたくないよ。

「大丈夫よ、
「え?」
「要は負けなければ良いんでしょ? 神田とアレンくんなら問題ないじゃない」

にっこりと微笑まれて、わたしは言葉を失った。
リナリー…そういう問題じゃないような気がするんだけど…?

「武器の使用って、イノセンスもありなんですか?」
「良いんじゃない? 制限ないし。アレンくんの場合は、義手だとでも言っておけば大丈夫。
 最悪、都市ごと壊しちゃっても良いと思うしね」
「コ、コムイさん! それはさすがにっ」

いくら非合法の無認可都市、無法地帯とは言え、破壊活動を推奨しちゃダメだろ!
一般人にイノセンスを向けることに、アレンも抵抗があるみたいだし!
慌てるわたし達に、しかしコムイさんは、そんなことは些細なこととでも言わんばかりだ。

「非合法なんだから、何か起こっても責任問題にはならないでしょ。
 あ、でもその代わり、ローズクロスの権限もないからね。充分気を付けるんだよ!」

うわぁ、このひと、人の話聞いてない。
この後も色々と説明があったけれど、わたしは訊いているふりをしてそっとため息を吐いた。


+++


簡単な旅支度を終えたわたし達は、早々に教団を出立した。
目的地までは、相変わらず汽車と徒歩の組み合わせになる。
…今回は、飛び乗り乗車じゃないと良いな。

「お待ちしておりました、皆様。
 今回の旅に同行いたします、探索部隊のヴァルです」

そう言って出迎えてくれたのは、初任務でお世話になったヴァルさんだった。
優秀なひとだから、結構忙しいとは聞いていたけど…まさか今回の任務で再会するとは。

「ヴァルさん、久しぶりですねー!」
「はい。様もお変わりなく」

穏やかで丁寧な口調でそう返され、なんだか懐かしさに頬が弛む。
色んな探索部隊のひとと会ったけど、このひとは本当に丁寧だ。

「神田様、リナリー様もお久しぶりです。
 そちらの方がアレン様ですね。お初にお目にかかります」
「あ、はい。アレンです、よろしくお願いします」

アレンもつられて、丁寧な挨拶に会釈を返した。
わかるわかる、丁寧な挨拶をされると、丁寧に返したくなるんだよね。

「上級車両に、一室ご用意させて頂きました。どうぞ、こちらへ」

丁寧に言うと、ヴァルさんはわたし達を促した。
わたし達は、素直にそれに続く。
…良かった。今回は飛び乗り乗車じゃない。












人払いでもしてあるのか、周囲の個室には誰も入っていないようだった。
全員が座席に座るのを待ってか、神田がヴァルさんに向かって口を開く。

「ヴァル。その適合者とされる奴は、誰だか特定されているのか」
「はい。リアルレイドの花形闘士、サルジュ=アルサールです」

わたしは読めない資料を抱えながら、ヴァルさんの説明に耳を傾ける。
サルジュ=アルサール…アラブ系だろうか。怖い人じゃないと良いなぁ。

「サルジュはここ半年ほどで大会を征した猛者です。
 初戦から不敗を誇り、誰ひとりとしてサルジュのパートナーを見た者はいません」
「そんなに強いんだ…」
「だが、強いだけでは適合者とは断定できん」

神田の切って捨てるような物言いに、ヴァルさんは頷いた。

「その通りです。ただ、サルジュの扱う武器が特殊なものであることは、間違いありません」
「特殊な武器?」
「サルジュは、身の丈程の長さの棍を使います。
 この棍なのですが――風を纏っているのです。リナリー様の「霧風」のような感じですね」
「なるほど…確かに、普通の武器っぽくないわね」

少し考えるように言ったリナリーの言葉に、わたし達は頷いた。
当然普通の武器は、風を纏ったりしないものだ。イノセンスの可能性があると判断されても、不思議じゃない。

「イノセンスを見極めるには、同じイノセンスをぶつけるのが一番良いかと。
 ですので、神田様、アレン様には参加者として、サルジュを闘技場へ引きずり出して頂くことになります」

神妙な表情で言うヴァルさんに、アレンと神田は小さく頷いた。
だけどふと思う。…もっと簡単な方法が、あるんじゃない?

「わたしが触れば、すぐにわかるんじゃない??」
「どうやって? 見知らぬ他人に、自分の武器を触れさせる武人はいないぞ」
「じゃ、仲良くなれば良いじゃん?」
「どうやって仲良くなる気ですか、
「ええと…」

訊かれて、わたしはふと考えた。
お友達になってください!…なんて言って友達になる奴がいたら嫌だな。
いや、そもそも相手は男だろ。手っ取り早く近づくには、やっぱり…。
………………………………あ、ごめん。やっぱ無理。

「……ごめん、不愉快な方法しか思い浮かばなかった」
「なんですか、それ…」
「聞くな。女に言わせんな、そんなこと」

即答でわたしが返すと、反応は思わぬところから返ってきた。
いきなり、リナリーにガシッと手を掴まれる。痛い。

! ダメよ、いくら任務の為でもそんなこと!!」
「しないから! 絶対しないから落ち着いてリナリーッ!!」

今にも泣きそうな顔で言われて、わたしは慌てて頭を左右に振った。
誰もやるなんて言ってない。ついでに何を考えたかも言ってない。なんでわかったんだ!

「本当に洒落になりませんからね、。早まらないでくださいよ。
 ただでさえ、こういう国では日本人は珍しがられますし」
「え、そうなの?」
「そうですよ。それに、は仮にも若い女性ですし、
 中身さえ知らなければ、まぁ日本人らしい神秘的と言えなくはない容姿ですから」
「…それって誉めてんの? さりげなく貶してんの?」
「誉めてるつもりですよ?」
「………そうかなぁ」

本来なら誉められたと判断するべきなんだろうけれど、どうも変な部分を強調されているような気が。
…『中身さえ知らなければ』とか。

「囮に使うには不安があるだろ、だしな」
「そうですね、ですもんね」
「…ねぇ、モヤシっ子と前髪パッツン男児。おまえらなんでわたしを貶すときだけ仲良しなの」

ホントにね、普段仲悪いくせにさ、こういうときだけ息ぴったりなんだよね!
絶対打ち合わせしてるって、このふたり実は仲良いんだよ!

顔を引きつらせていると、横からガバッとリナリーに抱きつかれた。
ゴンッ、とわたしの頭が鈍い音を立てる。…痛い。窓枠にぶつけた…。

「ダメよ! を囮にするなんて、絶対許さないから!!」
「落ち着いてください、リナリー。冗談ですから」

冗談でネタにされるわたしって、いったい…。
いけしゃあしゃあと言ってのけるアレンが憎たらしいです、本当に。

「なんにせよ、まずはディングレイに着いてからですね。
 様とリナリー様には、申し訳ありませんが…どうか任務の為、堪えてください」
「あ、気遣いはいらないですよ、ヴァルさん。
 心配しなくても、神田もアレンも絶対負けませんから。ね?」

リナリーに抱きつかれたまま、わたしはそう言って軽く口角を持ち上げ、笑う。
アレンと神田はそれぞれ、差異はあれど頷くことで応えてくれた。

腹が立つこともあるけど、そういう意味ではわたしはふたりを信用しているんだ。
――本当に危険な時は、絶対に見捨てたりしないだろうって。


+++


それから少し経って、わたしはリナリーとふたりになっていた。
いや、長い旅路で座りっぱなしも疲れるから、ちょっと外の空気を吸いに来ただけなんだけど。
……………あの密閉空間に、アレンと神田だけを残してきたのも、実は結構心配なんだけども。

「…で、パートナーの組み分けはどうしようか?」

不意に気付いたように、リナリーが首を傾げた。
ああ、そう言えば、その辺りを全然決めてなかったっけ。

「年齢的には…わたしと神田、リナリーとアレンの組み合わせが妥当かな?」
「あら。でもは今後、アレンくんとパートナーを組むんでしょう?」
「…あー…コムイさんがそんなこと言ってたねぇ」

確か、一ヶ月近く前の話だけど。
マテールから帰って来た頃に、そんな話をされた。
《双黒の使徒》と《時の破壊者》。
あの予言は、偶然ではないはずだから――と。

「パートナーは一蓮托生、とアレンくんのコンビが良いんじゃないかしら」
「…あの、リナリーさん。なんでそんな楽しそうなんですかねぇちょっと」

なぜかにこにこしているリナリーに、わたしは脱力気味に力無く問い返す。
対するリナリーは、新しい玩具を手に入れた子供のように楽しそうだ。

「だって、とアレンくんって見ていて楽しいんだもの」
「ちょ、どういう意味さそれーっ!?」

確かに、一ヶ月前のコムリン事件以来、わたしとアレンは教団内で名物扱いされてはいる。
寄ると触ると喧嘩するけど、大抵いつも一緒にいるとか。
一日一回、わたし達の騒動を見ないと物足りないとか。
喧嘩するほど仲が良いとか。
……みんなが余計なこと言うから、日々の喧嘩がグレードアップしていってるんだと、わたしは思う。

「ねぇ、
「う?」
「どうして、アレンくんと喧嘩するの?」

どこか慈しむような微笑で言われて、わたしは思わず言葉を詰まらせた。
…な、なんだろう。わたしの本能が迂闊に返事するなって警告を発してるんですけど。

「別に喧嘩したいわけじゃないんだけど…」
「じゃあ、どうして?」

リナリーが、楽しそうに笑う。
それを見て、わたしはハメられたことに気付いた。
そしてしみじみと思う。…やっぱ、リナリーとコムイさんは兄妹だ…。

「わかんないよ、アレンが相手だとああなるのッ」

なんだか恥ずかしくなって、咄嗟に怒鳴り返した。
耳まで赤くなってないだろうか。顔が熱い。

「喧嘩するほど仲が良い、ってやつなのかしらね?」
「だーかーらー! リナリーは何が言いたいのさー!」

ああ、もう。どっちが年上だかわかりゃしない!
リナリーはどこまでも余裕の笑顔だし、わたしはリナリーの前だと余裕を取り上げられてしまう。
…リナリーの方が、一枚も二枚も上手ってことだろうか。

「……」

ちらりと、わたしはリナリーの顔を見る。
リナリーはいつも通りの笑顔で、首を傾げた。

…ああ、うん。勝てる気がしない。

「…もういいや、うん…誤解解くのも面倒くさい…」
「照れなくていいのに」
「照れてません」
「はいはい」

やっぱり笑顔で流された。
諦めにも似たため息が無意識に零れる。


それと、ほぼ同時だった。


汽車が目的地で止まった。
もうそんな時間だったのかと、不思議な気分になる。

――
「うん、リナリー…」

呼ばれて、わたしは小さく頷く。




――ここが、地下都市ディングレイの、入り口だ。






ミッションスタート。先行きは結構不安。



To be continued?

気に入っていただけたら、ぽちっと押してあげてください。コメントは入れなくてもOKです。